コロナの時代 命を守る行動とは、コロナ収束後に未来を変えること。

「今すぐ 命を守る行動をとってください。」
これは、NHKのアナウンサーが 災害時に発する言葉です。
私は、いま、本当に命を守るために行動できているのか?

今 パンデミックのまっただなか

2020年4月 私たちは今 新型コロナ感染症のパンデミック(世界感染)に直面しています。

米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の日本時間14日午前の集計によると、新型コロナウイルスの世界全体の感染者数は累計190万人を超えた。1日当たり約10万人ペースの増加が続いており、世界的な感染拡大に歯止めがかからない状況だ。同大は先に200万人超と公表したが、下方修正した。
感染者数は米国が最も多く58万人超。スペイン約17万人、イタリア約16万人、フランス約14万人と続く。ドイツでも約13万人が確認された。
 世界全体の死者数は約11万9000人と12万人に迫っている。内訳は最多の米国2万3000人に続き、イタリア約2万人、スペイン約1万8000人、フランス約1万5000人などとなっている。

世界の感染者190万人超 死者12万人迫る―新型コロナ
2020年04月14日10時47分 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041400240&g=int

さて、今、私の周辺でも 学校はすべて休校となり 多くの人が自宅にこもっています。
夜になると 駅前の飲食店は 店を閉めひっそりとしています。
バイト先の専門学校も、休校です。
自営業の木工所でも 注文は殆どありません。
当然収入もありません。

4月16日 政府は 人との接触を8割減らすよう、あらゆる方面に要請していますが、その効果はまだ6割りに過ぎないとニュースは伝えています。

新型コロナウイルスは 対岸の火事ではない

実は 4月7日政府によって緊急事態宣言が出された週に 私は、京都で個展を開催する予定でした。
巷では、アーティストのイベント自粛が相次いでいましたが、
私の場合はライブハウスではなく、画廊です。
歌は歌わないから 飛沫も飛びません。
画廊のオーナーも、京都は比較的落ち着いているから大丈夫でしょうと言っていました。

出典 京都新聞 花見シーズンにも関わらず閑散とする木屋町通かいわい(京都市中京区)

搬入と展示作業は、ひとりで車を運転し、東京から京都へ作品を運び 
ひとりで会場に作品を設置します。
時間はかかりますが ひとりで行えばだれとも密接に接触することはありません。
運悪くコロナの時期に重なってしまい、会期中は、殆ど人も来ないから、
密集、密接になるはずもない。
マスクをすれば、十分感染予防になると思ってました。

他の作家さんも まだ中止するにはいたっていないし、
他の人がやっているんだから 自分も・・・。
今回の展覧会の人の少なさは、不運と思って諦めよう。
あわよくば 会場がしまったあと、居酒屋で軽く一杯飲めれば、いいや。
そんなことを考えながら、準備していました。
その時、既にイタリアでは、死者が中国を抜いて15000人を超えようとしていたのにも関わらずです。

自分のこととして実感した瞬間

シマヅヨウ彫刻展中止のDM

しかし、4月5日 出発の朝、兵庫県に住む84歳の母親からの突然の中止しろという電話。
母には 数日前から耳にするようになった「東京ロックダウン」というテレビのニュースがかなり効いているようでした。
そしてその時 スマホを持ちながら見ていた7時のニュースによって、
これまで私の中で曖昧で現実味のなかったコロナウイルスが 
リアリティーを持って私の前にたちはだかってしまったのです。

そのニュースは つぎのようなものでした。
「東京から地方へ移動した人間によって感染が拡大する。」
これは、まさに今、自分が行おうとしていることです。

私は、荷造りの手を休めしばらく考えました。
感染リスクを冒してまで 個展を開く意味は?
なぜ、中止してはいけないと思っているのか?
中止したときの損害は? 
開催したときの利益は?
キャンセル料は?。
DMをだしてしまったけれど。

あれこれ考えていると 中止したときの損害が 取るに足らないことに思え始めました。
同時に、感染したときのことが妄想となって 次から次へと沸き起こってきました。

「え、東京からきはったん? コロナ連れてきたんとちゃうの?」
「あなた、京都で コロナもらってきたんだって? もう帰ってこなくていいわ。」
「軽率な行動を取る人は、仕事には来なくていいですから。」

数分後 私は 画廊のオーナーに電話し中止を申し入れました。
もちろん、キャンセル料はもったいないと思いましたが、
それ以上に 感染したときのリスクの大きさがハッキリと自覚できました。

実感しなければ 行動できない

この時 私は命を守る行動を取りました。
なぜできたか? それは、コロナが自分のこととして感じられたからです。
例えば 台風や大雨で水かさが増してきたら、
それは視覚的に実感できるから 取りあえず避難します。
シリアの難民が 空爆で目の前で家を失い、家族が死ねば 
それはもう逃げる以外に命を守る行動はありません。

しかし時として人間は見えていても 命を守る行動を取れないことがあります。
水かさが増しても逃げようとしません。
津波が押し寄せてきていても、身の回りのものを持ち出そうとします。
見えるものでさえ そんなありさまなのに 
見えないコロナウイルスなんて、危機感を感じようにも感じられないのが当然です。

見えない災害といえば 原発事故による放射能災害がありますが、放射能が見えないからといって、今では、汚染水を海に流そうとしています。 
あ、話が逸れました。

だから、感染拡大を防ぐには、誰かがこの見えないコロナウイルスを見えるようにしなければ、いけないのだと思います。
いえ、見えると言うよりも 感じられるように。

専門家の徹底的な説明が 実感させる

そのためには、専門家が コロナウイルスとは何か どのように危険なのかを説明し、その対策となる行動の意味を分かりやすく伝えることです。
例えば、手を洗うことの重要性。
「手を洗いましょう。」と言うだけではなく、
なぜ、手を洗わなければならないのか? 
そして石鹸やアルコールを使った方が良い理由を
科学的に理論的に説明することで、その必要性を実感できます。
ものは試しに 近畿大学の先生がコロナウイルスについて説明している下の動画を見て下さい。
これを見たら 手洗いは やらされているのではなく、自分からできるようになります。

新型コロナウイルス感染症対策講座「感染症の時代を生きる」

命令と罰則が 行動を変えさせる

また今回の爆発的感染拡大の様な状況では、感じる、感じないの前に 政府が 大きな権限を持って 罰則を伴う命を守る行動を取らせる必要があります。
イタリア、フランス ドイツ アメリカ 多くの国で 街から人が出入りすることを禁止し、無用な外出を禁止し 違反者に罰金を科しました。
そして それによって爆発的感染のスピードを抑えることができたとニュースは伝えています。
「外出制限は多くの国で強制措置 罰金つきも、世論は支持」朝日新聞デジタル

出典 朝日新聞デジタルhttps://digital.asahi.com/articles/photo/AS20200406000629.html

緊急事態宣言

4月7日現在、幸か不幸か 日本ではイタリアやアメリカのような爆発的感染拡大が起きていないことになっています。
本当は、起きているのにpcr検査の数が少ないから 
感染者数が把握できていないだけだとか、
オリンピック開催の為に感染者数を少なく見せようとして 
pcr検査を実施しないだとか、 
いろんな憶測が流れていて 本当のところはどうなのか定かではありませんが、
日々の感染者数の推移を見ていると 確実に感染者数は、増加しています。

そして遅まきながら 4月7日に緊急事態宣言が出され 人との接触を8割減らすために 企業にはテレワーク(在宅勤務)が要請され、生活必需品を扱う商店以外の商店には、閉店が要請されました。

しかし1週間を過ぎた段階では、まだ増加傾向に変化が見えません。
それどころか 確実に医療崩壊が起き始めています。
4月14日のNHKニュースウエブ 
「救急医療の崩壊を実感」救急医学会が緊急声明 新型コロナ」の記事にもあるように、
感染拡大の影響で 救急センターが重症患者の受け入れができないケースが出ているといっています。

日本でロックダウンができない理由

こんなに感染者が増加しているのだから、日本も罰則つきの命令を出して、
外をブラブラ出歩いている人を取り締まれ!

こんな緊急事態に 売れもしない彫刻の展覧会を 
わざわざ京都で開催する様な人を取り締まれ!
そんな風に思う人は かなりいると思います。

実は、わたしも 個展の準備をしながら 内心、そう思うところがありました。
強制的に中止になると 
「だって仕方ないじゃないですか。政府の命令なんですから。会場費は 払いませんよ。」みたいな。

ところが、安倍総理はテレビでいいます。
日本は、外国のようなロックダウンは法律的に行うことができません。
日本に於ける緊急事態宣言は 要請が基本です。
「緊急事態宣言=ロックダウンではない」 首相が強調
   
日本では、罰則を伴う規制や命令はできないそうです。
それは憲法に「国家緊急権」がないからだとか。

何故ないの? 

それは、基本的人権の尊重と第2次世界大戦前の大日本帝国憲法の緊急権の発動によって 日本が戦争を起こしたという反省からです。
「日本のロックダウンが腰砕けになりかねない訳
明確なルールがなければ応じない人を防げない」


でも、ちょっと待って。
飲酒運転したら、罰金取られますよ。
コロナは、戦争ではありません。
感染症という 命に関わる緊急事態です。
だから道路交通法と同じような国民の命を守る法律を整備
すればいいのではないでしょうか?
(あんまり 突っ込まないでくださいね。法律の専門家じゃないので。)

日本では、要請は 命令と同じ意味を持つ

だから、緊急権のない日本では、日本の政府が出す要請は 
お願いではなくて 命令に等しいと理解した方がいいみたいです。
そして 1人1人の責任なんだと自覚しないといけないみたいです。 
分かりました。要請は 命令だと理解して、お店を閉めましょう。

3月30日 東京都の小池都知事が バーやナイトクラブなどの接客を伴う飲食店の営業自粛を要請しました。それに応じるように 駅の近くのバーは、「営業自粛中」の看板を出して休業に入りました。

私は、その店の前を通りながら思いました。
「なんて、潔いのだろう。貯金あるのかなあ?」

でも実際、その間、店主は どうやって生活費を稼げば良いのでしょうか? 

「こっちは、女房と小学生のこどもを抱えて居酒屋やってんだよ。俺たち家族に飢え死にしろってのか?」という人は 大勢いると思います。

正規雇用の人たちは、会社が社員の生活を守ってくれるから この緊急事態も何とか生き延びることができますが、商店や自営業の個人事業主、それに町工場の社長さんは、どうすれば良いのでしょうか?

要請は 補償とセットにして欲しい

バーンと 給付金を出して下さい。
緊急事態なんですから。貸付金なんて ケチなこと言ってないで 給付してくださいよ。
休業補償しましょうよ。お店休んで 感染拡大防止に務めているんですから。

日本の政府は、国民に率先してコロナ対策として実施したのは、4月1日に発表した1世帯2枚の布マスクの配布だけです。
それ以外は、大企業に対して無利子無担保の融資ばかりです。
営業を自粛する商店や、大規模イベントの開催自粛についても 補償はできないの一点張り。
ああだから できない。こうだから できない。
できない理由ばかり並べ立てています。

フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)

そんな声が 政府にも届いたのでしょうか? 
政府は 遅ればせながら、4月7日に収入の減った世帯に30万円の給付を発表しました。(4月16日に1人10万円に変更)
また収入の減った個人事業主に対して給付金100万を発表しました。 
それが 5月には、給付が開始される予定です。

でもよくよく考えたら、税金は 国民のお金ですよね。

緊急事態なんだから もっともっと国民に税金を使って下さいよ。

今は、人との接触を避けて 家にいよう。この日本でできる唯一の方法。

とにかく 私は、給付金を申請しようと思います。
そして 極力人との接触を避けることで、感染拡大を防ごうと思います。
それが 今私にできる新型コロナパンデミックから 命を守る唯一の方法です。

私が感染しない、させないことが 医療崩壊を防ぐことに繋がる。
そうしなければ、自分の命を犠牲にして働いていらっしゃる医療従事者やそれをサポートしている方方の命を奪うことになる。
本当に大切な人の命を奪うかも知れないことを いつも心にとどめておきたい。

そして、人類の叡智により 近い未来にワクチンが開発され、このウイルスが脅威ではなくなる日がくることを信じて止みません。

家にいて コロナの後を考えよう


さて今日も家にいて FBを見ていると こんな記事が目に留まりました。

「何を守り、何を捨て、僕らはどう生きていくべきか。『コロナの時代の僕ら』全文公開」

出典 早川ブックスドットコム

新型コロナ感染拡大による危機的な状況に直面したけれど、いずれこれは収束する。けれど、私たちは またこれまで通りの元の生活に戻っていいのだろうかと作者は 問いかけます。

私は、この記事を読んで 思いました。。
台風や地震など 目の前に危機的な状況が差し迫ったとき、アナウンサーは「今すぐ命を守る行動を取って下さい。」と連呼する。
そして 危機的な状況が通り過ぎていったら、命を守ることを忘れる。

今、世界中の多くの人が 家にとどまり そしてその多くがインターネットで新型コロナウイルス感染拡大の状況を注視しています。

ならば、私たちは 収束後の世界についても 今から考えてみてもいいのではないでしょうか?

感染を封じ込めた台湾の対策

世界中が未だに感染が拡大している中で 4月14日に 3月9日以来36日ぶりに感染者数ゼロを達成した台湾について 調べてみました。
「台湾はどのように新型コロナの封じ込めに成功したのか?」

台湾の取った感染対策は 継ぎのようなものでした。

12月31日に中国で感染症が発生したという情報が入った時点で 武漢からの旅行者に検疫作業を始める。
1月上旬に専門家による感染防止会議 1月下旬には入国制限と 入国者への14日の隔離と違反者への罰則。

税金を投入してマスクを増産し マスクの配布についてのシステムを作る。インターネットで予約してコンビニで購入。 2月には、1週間に1人2枚。現在は 2週間で1人9枚で200円。

3月から公共交通機関を利用するときは マスク着用が義務化。

学校は 2月の春節休みを1週間延長した期間に
感染防止資材(体温計、消毒液など)を学校へ配布して感染予防策の実施。
もし、学級、学校閉鎖が起きた場合のオンライン授業の準備とインフラ整備を終えている。

SARSの悲劇を忘れなかった台湾

台湾で これらの対策を迅速に実施できた背景に2002年に発生したSARSがあるそうです。その対策として法律の整備を進めてきたらしいです。

海外からの帰国者は、感染の有無に関わらず 強制的に14日間の自宅隔離させます。
空港から自宅まで専用バスで移送し、公共交通機関の使用を禁止します。費用は帰国者です。
今回、日本がクルーズ船「ダイヤモンドプリンス」号から下船した乗客を
公共交通機関を利用して帰宅させた対応とは、大きな違いがあります。
隔離対象者は、携帯電話の位置情報で把握され、もし、違反すれば 最高350万円の罰金が化せられます。
そして 14日後に補償金として5万円を申請できるそうです。
台湾では、SARS以来、こういう法律が既に整備されていました。

また、記事では、国民と政府との信頼関係についてもふれていました。
感染予防対策には 市民の協力が絶対必要条件です。
その市民に対して台湾では、1月下旬から毎日 担当大臣が記者会見を行い、政府の対策を説明しました。
そして会見は、質問が尽きるまで続けられるとのことです。
そのように徹底的に説明責任を果たすことで 市民からの信頼を勝ち取ったことが
迅速な対応につながるのだと記者は言います。

つまり 台湾は2002年に73人のSARS犠牲者をだして、悲しんで葬式をだして 
でもSARSが収束して、ああよかったで終わりにせずに、
その後 次の感染症が起きたとき、
どうすれば犠牲者を減らせるかを考え 行動してきたという結果が 
今回のコロナ封じ込めにつながったということです。

つまり台湾は、SARSが終わってからも 毎日 SARS対策をした。

毎日 命を守る行動をとり続けた。

え?誰がそのように行動したの? 

台湾?国? 政府?

政府かな?

政府を選んだのは、国民だから 国民が行動したということですね。

Photo by Daniel Öberg on Unsplash

私たちの未来を変える

じゃあ、日本だって できそうじゃないですか?

私たち1人1人が毎日 感染症対策を考えて暮らしていくことは、現実的ではないけれど、
それをやってくれる政府を選ぶことはできます。

もちろん、今の政府も 466億円の費用を掛けて 1世帯に布マスク2枚を日本中に郵送してくれます。

そしてこの政府を選んだのは、わたしたち国民です。

けれど また近い将来に次の感染症が発症したとき、 
1世帯2枚の布マスクを配布する今の政府のままでいいですか?
布マスクを郵送する為に466億円ものお金を使うのなら 
そのお金で 不織布のサージカルマスクを作らせるような政府を選んだ方が、
よくないですか?

それ以外にも 私たちの行動規制の問題や、生活や企業活動の補償についても、
いろんな災害に備えて 法整備をしてくれる政府を 
今から作っていきましょうよ。

じゃあ、他に投票できる政党が有るのか?

野党は、批判ばかりして全然頼りにならないじゃないか。

まったくです。批判だけなら私でもできます。

でも だからといって 今の政府では 布マスク2枚ですよ。

経済界の為の政府ではない 大臣のお友達の為の政府ではない、
国民の為の政府を選びましょうよ。

民主党の時のように ちょっと失敗したくらいで 諦めずに 
何度でも 選挙に行きましょうよ。

今の政府の対応を見ていると そう言いたくなります。

マスクの自給率とグローバル化

台湾では、コロナが発症して直ぐに 税金を投入して自国でマスクの製造を開始し、
マスクが常に国民に安価で行き渡るシステムを作りました。
飛沫と空気感染による感染症の場合、
マスクは最大の感染防止策になることが
今回の新型コロナウイルスで実証されました。
台湾が自国の工場に税金を投入してマスクを生産した意味は大きい。

2010年頃、タカアンドトシが「欧米化!」を流行らせましたが、時代はいまや、「グローバル化」
ところで グローバルって何ですか?

「世界中のどこでもいいから安く働いてくれるところで ものを作るようにしよう化」というのを
短く「グローバル化」と言い換えているような感じがします。
「グローバル化」というと なんとなく意味が分からないし、かっこよくきこえるし。

さて、そのグローバル化の為に日本で使われるマスクの80%が中国産になりました。
なぜなら 中国で作った方が、安く作れるからです。

平和な時は、それでもよかったのですが、今は、大変です。
世界中の国が 中国のマスクを買い求めています。
まさに 日本のドラッグストアでマスクを買うために行列ができている 
あの状況が 中国という工場の前で 起こっています。

マスクは 今や売り手市場。売る方にしてみれば、売る為の条件が付けやすくなる。
「マスクを売ってあけるから、次世代通信規格の5Gの工事もやらせて。」
みたいなことに なりかねない。

新型コロナが発症して4ヶ月です。
感染拡大防止の為に それぞれの国がそれぞれの国で人の動きを止めています。
人が動かないと 工場でものを作れない。
グローバル化で世界中に工場が移ったから、世界中で いろんなものの生産がストップしている。
そうすると、今、国内にあるものは、自分の国で使うようしたほうがいいと思うのは当然だ。

だからどんなものでも 自分の国で作れるようにしておけ!って ことじゃない。
そんな考え方だと、国境封鎖が行われたら、食料自給率の少ない日本は 一気に食料難に陥る。
それは、グローバル化にも逆行することだ。
ただ、グローバル化の中身を変えることで、世界が危機的な状況に陥ったとしても、
地球規模でそれをのりこえることができるはずだ。

中身を変えるとは、安さだけを求めないということだ。
安さだけを求めて、労働力の安い国で服を作るようなことはしないということ。
その国で小学校にも行かせずに こどもにミシンを掛けさせて 安く服を作らせるようなことをしないと言うことだ。
搾取したり隷属させた安さを認めない。

お互いが少しずつ、幸せになるようにグローバル化することが、
人類が生き延びる方法だとおもう。

あらゆるものの価値観を見直す

例えば、スーパーで安いお米を買ったとする。そのお米がなぜ、安いのか?
その安さは安全かどうかを気にしてみる。
東日本大震災で原発事故が起こり、
原子力発電に依存し過ぎたことを みんなで反省したけれど、もう忘れていませんか?
毎日使うエネルギーを 持続可能エネルギーに代えてみる。

この新型コロナ感染症が発生した原因は 何かを考えてみる。
生物兵器なんて記事が出ていたりするけれど、
もっと現実的に考えてみると 
安さを求めて 地球の至る所で自然を破壊して 
未知の野生生物を取り込んでしまうからではないですか? 
コロナパンデミックの原因は「動物の軽視」 霊長類学者グドール氏

グローバル化とローカル化を考え直すときだと思います。

私たちは 毎日 命を守る行動を取ることができるはずです。

おかしいと思ったら それが何故おかしいのかを 考えてみる。

それが溜まりに溜まって 選挙に行ったり 地球に優しい商品を選んだり 

他の人に優しくなったりすることにつながっていくと思います。

さあ、命を守る行動を取りましょう。

そして コロナの時代のその後のことを考えましょう。

今は、とにかく 5月6日に感染者数のグラフが 右肩下がりになるように

不必要な外出を避けて 家で過ごしましょう。

どうぞ ご無事で。
皆さんと一緒にこの新型コロナの収束が迎えられることを祈っています。  

参考文献

世界の感染者190万人超 死者12万人迫る―新型コロナ
2020年04月14日10時47分 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041400240&g=int

新型コロナウイルス感染症対策講座「感染症の時代を生きる」

「外出制限は多くの国で強制措置 罰金つきも、世論は支持」朝日新聞デジタル

「救急医療の崩壊を実感」救急医学会が緊急声明 新型コロナ」

「緊急事態宣言=ロックダウンではない」 首相が強調

「日本のロックダウンが腰砕けになりかねない訳
明確なルールがなければ応じない人を防げない」

「何を守り、何を捨て、僕らはどう生きていくべきか。『コロナの時代の僕ら』全文公開」

「台湾はどのように新型コロナの封じ込めに成功したのか?」

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